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ぴあのらま

12/26 福島20キロ圏内動物保護活動・富岡町のミミ

私は保護活動をしたことがありません。
関心はありましたが、ぴあのをもらう、いやもこなを亡くしてしばらくして
どうせ家族に迎えるのなら、ペットショップでなく
野良さんとかからにしよう、と思ったのがきっかけで
調べ始めました。それまでははっきり言って何も知らなかった。
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そんな私が圏内の保護活動が出来るのか?
50ばーさんが、体力もないし、と思うことしきりでした。
もう20若かったら、いえ、10でもいい、若かったら、
そして、運転に自信があったなら、すぐにでも圏内に行って保護活動するのに!
そう思い始めたのはいつでしたろう。
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右も左もわからない私を連れて行ってくれたのは、
圏内保護の経験がある、Mさんでした。
Mさんと、Dさんと3人で1台で。
平日のこの日、にゃんだーは人が少なく、全部で3台の出動でした。
圏内に入る前に、コンビニに寄りました。
そこで、トイレなど休憩していると
「圏内にこれから入るんですか?」と私に声をかけてきた男性が。
「富岡の方回りますかね、猫そこに取り残されてて、つかまらないんだよね、なかなか。
餌だけでも置いてきてくれると有難いんだけど。」
その時とっさに思ったのは、給餌だけ?保護しなくていいのか?でした。
よくよく聞いてみると、何度か行って、2匹以外は保護できてるんだけど、
その2匹はなかなか難しくて捕まらないとのこと。
給餌には行ってるから生きてるはずだけど、形跡もあったと。

私では地の利がないので、Mさんに聞いてもらい、
そこはちょうど回るから保護できたら保護しましょう、ということになったのです。

当日に、飼い主さんから声かけられて、依頼の保護ということになるなんて、
と、思わぬ不思議になんともいえない気持ちに私はなりました。
飼い主さんは、保護団体が、頼まれれば保護しに向かう、ということを
はっきりとは知らないようでした。

その飼い主さんとのお話が終わる頃、今度は別の男性が声をかけてきたのだけど、
その話も長くなるので別の時に。
それはそれで、私には感慨深いものでした。

あちこちに設置してあるにゃんだー特製自動給餌器の様子をチェックして
中の餌が減ってれば足していきます。
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中には犬小屋の中にごはんが置いてあったり
もうーすさん、カメラマンの大田さんの置かれたダンボールハウスもありました。
皆、なんとか残されている動物たちに生き延びて欲しい、
そういう気持ちなのです。
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道路には牛のうんちがこんもりと点々と転がっています。
牛の鳴き声が突然聞こえたり、車窓から猫や犬はいないかと目を凝らしてる中、
ひょっと牛がたたずんでるのを見たり。
それはなんという光景でしょう。
数10年前なら、もしかしたらこれで人間が歩いていれば
ごく普通のいなか道だったかもしれない。


カーナビとMさんのおかげで、富岡の飼い主さんの家(仕事場?)に到着。
離れの家には、庭先に猫トイレを処分したと見られるゴミ、
猫缶詰のあきかん、猫餌の袋がそれはもうあちこちに。
一生懸命にあの飼い主さんは通って給餌していたに違いありません。
どう見ても最近食べに来ている形跡があるので、
捕獲器を仕掛けました。
お願い、入って、と祈りながらそこを離れ、他に回りました。


あちこち回って、(コメリも行って)
最後に又やってきました。外に1つ、中に1つ。
中の1つにまさかの三毛猫1匹が!!
特徴が飼い主さんから伺ったのと同じなので、たぶんその2匹のうちの1匹でしょう。


ここでひとつ問題が。
圏内での保護活動は、時間が決まっています。
そのタイムリミットまで後30分しかありません。
捕獲器から、ともかくキャリーに移そう、ということになり、
まさかの大死闘が繰り広げられました。(マジで)
そして、これがその罪なおんな、富岡のミミちゃん。
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私ら3人に流血させて固まってます。
(正直結構重症。)
となみに、飼い主さんとは高速のインター出たところで待ち合わせて
ミミちゃんを確認してもらいました。
その日のうちに、飼い主さんにお返し。
ミミちゃんも放射能検査は受けています。
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こんな飼い主さんの笑顔が見られるなら、
多少流血したっていいやね♪

(D「いや、多少じゃなかったですから!もう殺人現場のようで…。」)

飼い主さんからは、ブログとかに顔出ししてもOK、と
伺ってはいますけど、一応ちょいとだけ加工しておきました。

この日、参戦できてよかった!と本当に思いました。
指はちっとだけいたかったけど。(爆
by 911pianorama | 2012-01-05 21:20 | 被災動物
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猫のぴあのの思い出と、猫たちとの日々をメインに。

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